NHKの朝のニュースにて、子どもが留守番時に大地震が起きたらどうすればよいか、というテーマで、当機構のプログラムの一部が紹介されました。大地震が起きたその時、直下型の大地震でなければ、少しの猶予があります。私たちはそれを大体8秒と、8秒を目安に、その間にウサギのようにあたりを見回し、ネズミのようにシュルッと安全な場所に逃げて、カメのように首の後ろを守る、ということを体験型で教えています。他にも電話がつながらないときの方法、避難する場所は2カ所以上は決めておくなど、教室では地震が起きたその時、その後についてお伝えしています。ぜひ、教室にもご参加ください。また遠方でちょっと難しい、、という方、ぜひこちらをご覧ください。『おおじしん さがして、はしって、まもるんだ!』https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b622134.html
「体験型防災教室」カテゴリーアーカイブ
体験型安全教室 地震編 開催しました。
3月26日、27日、有明にある「そなえりあ」にて、体験型安全教室「地震編」を開催いたしました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
大人も子どもも地震が起きた「その時」と「その後」に命を守ることを、危機を疑似体験しながら学ぶ教室。「さんかしてよかった!」というお声を沢山いただきました。
準備・後片付け・子どもへの指導を手伝ってくださった早稲田大学の学生サークルWASENDさん、車椅子の指導をしてくださったさわささん、長岡造形大学名誉教授平井先生、日本大学教授田中先生、ありがとうございました! 大道具セット、運搬、全て整えてくださった子ども応援団結の皆様にも心より感謝申し上げます。
そして、ブリヂストン様からのご寄付と、教育実践研究会のご寄付にて開催できましたこと、心より御礼申し上げます。
園・小接続期の安全教育
子どもの安全のための幼・小接続期安全教育カリキュラムの開発研究がスタートしました
本年度は、これまで行って来た犯罪からの安全に加え、公益財団法人森村豊明会様からの助成を受け、大地震下の幼稚園の安全研究と指導を行ってきました。
その結果確認できたことは、①幼稚園児でも期待した以上の「犯罪+地震からの安全」の学びができること、②むしろ素直な心で自発的に学びがすっきりと効果・効率よく行われること、③そうした幼稚園段階での学びが小学校段階での学びの大きな下支えになっていること等が確認できました。
私たちは、当初、幼稚園から小学校を意識した安全教育を「初めてのいってきます」プログラムと呼びました。最近では、公的には「接続期カリキュラム」と呼び、安全教育だけでなく、教育一般の大きな視野に立って幼少園校で取り組み始めています。ただまだ十分なプログラムの開発は進んでないようです。
私たちは、NPO法人体験型安全教育支援機構と(株)ステップ総合研究所の合同理事会で「犯罪+地震そして交通安全」の三部門から成り立った接続期安全教育カリキュラム研究をスタートすることといたしました(2018年12月20日)。大切な研究です。
ご興味のある方は、どうぞご参加を。
(文責 清永奈穂 2018・12・22)
岩槻市主催 体験型防災教室を行いました。
一般社団法人「安心安全教育協会」が 認可されました
上記表題の一般社団法人が認可されました。代表は、元日本女子大学教授で(株)ステップ総合研究所の特別顧問である清永賢二が就任しました。
この一般社団法人を作ることは清永の長年の夢でした。
夢は「次世代の人間=日本人を創ること」にありました。
今の子どもたちは、あまりにも目に見える実際的な危機に囲まれていると思います。彼らが危機に直面し、死んでしまえば、あるいは死ぬまでもなく生きる希望を失ってしまえば次世代も何もありません。
その危機を乗り越える力(=安全基礎体力と呼んでいます)をいかにして付けるか、が清永の夢でした。
その力は、実学から学び取るものであり、体験をベースにする以外ないものと思い定めております。
視野に収める危機は、現在の所、①犯罪、②地震、③交通安全、④いじめ問題、⑤児童虐待、⑥一般青少年問題、⑦高齢者詐欺被害問題、⑧女性犯罪被害問題そして⑨外国籍流入子弟に関する問題などです。
これらを検討する基礎的資料(書籍やDVD、写真など)は、諸外国のものを含め膨大なものがあります。特に写真は、国内外のもので5万点以上あります。
これまで①NPO組織(体験型安全教育機構)、②研究組織((株)ステップ研究所)を創ってきました。研究所は創ってから20年近くになろうとしています。決して派手ではありませんが、研究所で体験教育のベースとなる研究や教科書そしてDVD作りを重ね、NPOでそれを普及すべく大忙しの毎日です。
昨年末には、愛知県名古屋市でおそらく世界で初めての体験教育施設も昨年作りました。(詳細はステップ総合研究所)。
この安全教育の問題と必要性は、中教審も提案し、3年後からカリキュラムに正式に入るものと思います。
そういうことを下敷きにおいて、こういう問題は、社会全体で取り組む問題だと思っております。そこで③社団法人を創り、多くの方の参加を下求めることを考えました。この組織を作ることで今までの2つの組織、研究所は研究、NPOはその実践、社団法人は多くの方の参加の窓口、と三拍子が揃うと思っております。
この社団法人は、学者や研究者が核となる、そうした組織としたいと考えております。
社団法人を維持する資金のことは、未だ全く考えておりません。大切なのは、この事業に関わる「人間」です。それも未だ全く不十分な段階にあります。どうぞ志ある方は、これに関わる意思を示してください(代表理事 清永奈穂)
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体験型防災教室

先日行った成増すみれ幼稚園での体験型防災教室の様子です。教室の中での安全な場所を探し、カメさんのポーズで1分間じっと揺れを耐える練習をしているところです。幼稚園生たち、1分しっかり静かに安全な姿勢で耐えることができました。
大きな揺れが起きると、揺れるだけでなく、物が落ちて割れる音など次々心を動揺させることが起きます。そんなことにめげず、あわてず、揺れが収まるまで自分の身を守れなければ命を落としてしまいます。
どんなに怖くても、必ず地震は止まる。それまで素早く行動し、守るべきところは守れるように、繰り返し練習しました。
体験型防災教室の成果報告

今日はうれしいニュースが入ってきました。今年の4月に幼稚園の先生方に、体験型防災教室の講座を行ったのですが、その幼稚園の先生から、先日の地震の際の子どもの達の行動についてご連絡が来ました。講座以来、常日頃「カメ、ウサギ、コアラ」のポーズの指導をしていたところ、地震の際に、指示がなくでも自分のいる場所でそのポーズをしたらよいか子どもたち自身が考え、しっかり頭や足を守っていたそうです。先生たちのご指導に感謝するとおもに、がんばってくれた子ども達、ありがとう。12月には、子どもたちに直接教えに行きます。楽しみです。