3月11日 0,1,2歳からの安全教育

昨日は、杉並区天沼児童館で、0,1,2歳のお子さんをお持ちのお母さん、お父さん対象に、「0歳からの安全教育」についてお話ししました。

 いったいゼロ歳からって、なにやるの?という疑問を抱きつつも参加してくださったお母様、ありがとうございました。

 子どもたちも一緒に参加だったので、しかもまだヨチヨチ歩きの子どもたちなので、まさかのロケットダッシュなどはもちろんやらず、読み聞かせ、紙芝居、パネルシアターなど入れつつ、その合間にお母さんたちにお話しする、という感じで行いました。

 先日、ロンドン大学で、「4歳までにしっかりお母さんの話を聞く、我慢する、ということができていないと、その後どんなにしつけをしようとしても身について行かない」という研究結果が出ました。

 日本でも、実は同じような研究を私たちもしており、やっぱり、と思った次第です。

 ずいぶん前になりますが、特別顧問の清永賢二が、非行少年の生育歴を調べたところ、お母さんとのアタッチメントの質と量が少なく、お父さんにちゃんと叱られなければならないときに叱られてない子どもが、中学になって非行にはしる傾向にある、ということがわかりました。

 また、海外で、特にアメリカでは、非行少年の更生施設で、「待つ」つまり「我慢する」教育を徹底して再教育する、ということも、現場も見てきました。

 しっかり見る、ちゃんと聞く、待つ、ということは、小さい頃の生活で、十分身につけることができます。

 たとえば、「ご飯はみんなが座ってから食べる」、「あと3回ブランコに乗ったらおうちに帰ろうね」など、少しずつ家族のお約束やルールを覚え守ること。

お母さんのお膝でご本を読んでもらう心地よさを味わいながらしっかりお話を聞くことを体得する、など、実は普通の生活の中で、子どもたちは大事なことを学んでいます。

 この基本的な生活の積み重ねがやがて、加害者にもならない、被害にも遭いにくい安全基礎体力につながると思います。

 昨日は、なにはともあれ子どもと目を見てお話しし、子どもとゆっくり遊び、子どもとお散歩し、おいしいご飯をしっかりたべる、ということが、犯罪から子どもを守る大事な第一歩です、というお話をしました。

 1,2,3歳の時は、一番大変な時かもしれませんが、後から考えると、実に尊い時間でした(自分の体験から)。本当にかわいい時期ですよね、慈しんであげてほしい、と思いました。

 写真は、幼稚園で防犯ブザーの鳴らし方を教えているところです。防犯ブザーを鳴らしたり、声を出したり、ということも、幼児の時に、大事にみんなに見守られてる、という気持ちが育っていないと、できないのです。

次世代防犯ボランティア養成講座

今週末は、名古屋で、全国防犯協会連合会主催、「次世代防犯ボランティアリーダー養成講座中部管区研修会」が開催されます。

昨年から全国で開催されてきたこの研修会も、名古屋で最後になります。

今回は、3時間みっちり、机無しで、参加体験型研修会にする予定です。

 子どもへの犯罪も、特殊詐欺などの犯罪も、頭では「まさか私は被害に遭うことはない」「もし万が一被害にあっても、こういう時は、こうする!」と思っている方が多いとおもいます。しかし、いざ被害に遭うと、体も動かず、口も手も動かず被害に遭ってしまう、ということが実は多いのです。

 その頭と体の乖離を解消し、とっさの行動につなげるもの、それが体験型の安全教育です。いま、この体験学習が全国で、子どもだけでなくあらゆる人に求められています。

 

 ただ、その際に注意しなければならないのが、単なる「経験(体験)主義」に陥ってしまってはいけない、という事。

 とにかく体験、ではやはり破れかぶれの戦法になってしまいます。

 そこで、体験型安全教育に必要なのが、以下の4つの視点です。

 1.座学+体験+座学のサンドウィッチ形式であること

 2.発達段階に沿った内容であること

 3.科学的見地に基づくプログラムであること

 4.地域の実情にあった内容であること

 以上の4つを踏まえた上での体験型安全教育を、地域でどのように行えばよいのか、研修では、参加者の皆さんに体験していただきながら行います。

 その前に明日は、江東区の小学校で、大学生たちと一緒に体験型安全教室を行ってきます。

 この小学校は、お母さん方が気合が入っており、「2時間続けて安全教育を行ってほしい。座学と体験両方とも!」ということで、PTAで呼んでくださいました。

 

 お手伝いしてくださる大学生は、普段、子どもたちとかかわるサークル(土曜日などに子どもと一緒に遊ぶサークル)に入っている学生さんたちです。「防犯・防災」とは今まで全くかかわりがなかったのですが、私たちが、講師養成講座にお誘いしたところ、「面白そう」と参加してくださいました。

 若い人たちを育てつつ、地域で体験学習を行っていくことは、とても未来に希望が持てることだと思っています。

 明日の結果はまたご報告します。

(写真は、静岡のボランティアの方々が、地域の小学校で体験型安全教育を行っているところです)

地域で連携ー岩槻区での体験型安全教室

昨日は、さいたま市岩槻区の城南小学校で体験型安全教室を行いました。岩槻区役所主催のこの教室、学校とPTAと、地域の防犯協会が協力し開催されました。たくさんの保護者の方が参加してくださり、小学1年生の子どもたちがほとんどマンツーマンで大人と一緒に体験することができました。

 学校だけでもなく、PTAだけでもなく、色んな方々と一緒におこなうことは、予想以上の効果を生みます。「地域の連携」と言葉でいうのは簡単ですが、なかなか実現は難しい。教室を共有することで情報と体験の共有ができ、今後のパトロール活動の発展にもつながります。そうはいっても、事務方の区役所の方のご苦労は大変だったと思います。本当にお世話になりました。

防犯ボランティアによる体験型安全教室

9月26日、沼津市の小学校で、体験型防犯教室「あぶトレ」が行われました。講師は、防犯アドバイザーの皆さん。体験型安全教育講師養成講座の教育実習2回目です。

今回は、80人の子どもたちを、2時限使って指導する、ということで、座学+スタンプラリー形式で行いました。

 大声は外で、きっぱり断る練習、走る練習、ロケットダッシュは体育館で、総勢20名のアドバイザーの方々が汗びっしょりで指導しました。

 下は30歳、最高年齢80歳の先生たちが、子どもとまみれて無我夢中で安全教育を指導する姿はとても素敵でした。来週は、袋井で行われます。

三重県教育委員会主催、高等学校での防犯指導者講習会

8月29日、三重県の名張にある高等学校の先生方対象に、高校生のための実践的防犯教育についてお話ししてまいりました。昨今不審な事件が増えているとのことで、先生方も生徒のことを心配されており、どう指導をしたらよいのか、真剣に考えていらっしゃいました。東京に帰宅してから、おりしもニュースで三重で少女の遺体が発見されたとのニュースがあり、無念な気持ちでいっぱいです。

心からご冥福をお祈りいたします。秋には、三重県の中学校の先生方対象に、防犯指導者講習会でお話しします。

二度とこのような事件が起こらないよう、お役にたてるようなお話をしたいと思っています。

防犯ボランティアが安全教育の先生に!

昨日は、静岡県主催の、体験型防犯教室「あぶトレ」が行われました。講師は、県の防犯まちづくりアドバイザーのみなさんでした。学校との打ち合わせ、授業の組み立て、準備、すべてアドバイザーの方々が行いました。しかも昨日は1年生を一時間、2年生を1時間と、かなり大変なスケジュールでしたが、学年によって内容も少し変え、とてもよい授業でした。

今回は県の中部のアドバイザーが中心でしたが、次回から東部、西部と続きます。防犯ボランティアの方々が安全教育の先生として学校のカリキュラムに入っていく、素晴らしい第一歩でした。

東京都子供見守りボランティアリーダー育成講座にて、子供と犯罪についてお話してきました。

 東京都青少年・治安対策本部の方が今回開催した講座(1月12日、19日)に、子供と犯罪について、清永理事長と原の二人で、お話してきました。ボランティアの前線にいる方々の前でお話するのは、大変恐縮でありましたが、なぜ、犯罪がうまれるのかという話から、犯罪者の種類、また、どのような子供を狙うのか、狙われないためには、どうしたらよいのか等のお話をしてきました。

 1月26日の新聞の記事によると、全国の公立小学校などの通学路での危険な場所が、7万4000か所と記載されておりました。これは、主に交通事故などの危険か所でありますが、この講義でもお話したように、危ない目に合わないためにも、子供は、「前をみて歩く」、「20m先を見ながら歩く」または、ボランティアの方も前後左右20m先を意識しながら見守ること、事故や犯罪を未然に防ぐことにつながりますので、意識して頂ければと思いました。

 講義の場を設けて下さった治安対策本部の皆さま、聴講下さったボランティアの皆さま、本当にありがとうございました!!