前兆をつかみ、子どもの事件を防ぐ!

子どもが突然行方不明になる、という事件が絶えません。特に最近立て続けに起きているような印象を受けます。子どもが被害に遭うことは決して許してはいけないことです。

 実は、子どもが被害に遭う背景には、前兆があることが多々あります。子どもの事件の後に必ずと言って聞く「そういえば」。「そういえば」とあとから嘆くのではなく、情報を集め、前兆をつかみ防ぐ努力をしなければ、子どもたちを守ることは難しいということを、皆さんに知っていただきたいと思います。

 「6・3・2の法則」というものがあります。事件を分析していったところ、私たちが編み出したのがこの法則です。半年に6回、不審な情報があれば、「この地域は汚れてきている」と地域に注意を向け、改善に努めること。1か月に3回不審情報があれば「かなり危ない」黄色信号だと思ってください。この時には、パトロールだけでなく、子どもにももう一度自助の力をつけるべく体験型安全教育を行う事。一週間に2回、不審者情報があれば、もうこれはいつ子供が犠牲になる事件が起きてもおかしくないと思ってください。この段階になったら、街のみんなで不審なもの、いつもと違う車・人に目を向け、パトロールをし、子ども自身も自分のため、友達の為に頑張ること。

 子どもが狙われることはとても悲しいことです。取り返しのつかないことにならないよう、情報をしっかり集め、回避・対峙していくことを忘れてはいけないのです。

幼稚園、保育園での防犯防災体験教室

体を守るカメのポーズ
体を守るカメのポーズ

1月11日土曜日、文京区内幼稚園・保育園(幼保連携)で、防犯防災体験教室がおこなわれ講師として参りました。



年長さんは、一人で行動することが春から増えるので防犯、年少さんは、防災教室を行いました。



この幼・保育園では、PTAが体験教室を主催しており、今年でもう4年め。この教室の為に土曜日、保護者を集め、子ども60人、大人60人がいっしょになって体験しながら学ぶ機会を作るのは、素晴らしいなと思います。


実は、就学前でしか、なかなか親子で一緒に学ぶ機会はありません。楽しみながら、親子でゆっくり体験する機会をつくってくださったPTAの皆さん、先生方に感謝いたします。私たちも楽しい時間でした。ありがとうございました。

(写真は、地震の際に体を守るカメのポーズをとっているところ。ただし、今回の幼稚園での教室の様子ではありません)