東京都福祉保健財団の助成事業で進めている「SNSと子どもの調査」で大変有意義な調査結果が出ました。

昨年度の事業で0~12歳までの子どもの保護者が「SNSに抱いている知識や問題意識等」についてのネット調査を実施(2020年2月実施)しました。調査対象者は2020年2月に東京都内居住の877名(父親等487名)、母親等390名)です。

 集計してみると、これでは「子どものSNS使用指導に問題が生じる!」と驚かせる明確な結果が出ました。

 例えば子どもにICTを「ルール全然なし」に使わせている保護者が56.2パーセントと半数以上にも及ぶことが判明しました。

 それでいてSNS等に投稿された「子どもの写真」が、どのように拡散するかを「よく知らない」者が55.8パーセントと半数以上も占めるのです。特に男性の保護者に多くなる傾向にあります。無防備です。

こうした結果を踏まえ本年度は、保護者向け「SNSと子ども」のシナリオを作成したいと計画しています。