ホーム » 知っておきたい「科学的な」安全

サイトマップ

ホーム
安全教育プログラム
安全教育とは
犯罪からの体験型安全教育プログラム
 大人向けプログラム
 幼児・児童・生徒向けプログラム
地震からの体験型安全教育プログラム
 大人向けプログラム
 幼児・児童・生徒向けプログラム
その他プログラム
 大人向けプログラム
 子ども向けプログラム
様々な活動
活動報告
体験型防災教室
体験型防犯教室
大人向け講習会
養成講座
その他
About us
安全教育の歴史
代表者ごあいさつ・略歴
著作物・メディア
組織概要
お問合わせ
ご寄付のお申込み
出張教室お申込み

過去の記事

カテゴリー

著作物

Contact Us

https://www.youtube.com/channel/UC4I8eluZDC1oeWMEvsxMi3w/featured

団体紹介

Facebookページ

こんな時どうする?「来日定住外国人児童のための犯罪からの安全教育動画英語版」東京都生活文化局 令和二年度東京都在住外国人支援事業助成対象事業

カレンダー

2026年10月
月 火 水 木 金 土 日
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

知っておきたい「科学的な」安全

「危ない人を見たら逃げなさい」は、非科学的

例えば「危ない人を見たら逃げなさい」というのは典型的な言葉ですが、これは科学的根拠のない言葉です。私達は、「危ない人はどんな人か」という定義をしっかりなされなければならないと思っています。
人はそれぞれ違いがあります。「違い」というのは、考えてみれば私どもの言葉で個性といいます。
違いがあるというのは人間であることの前提です。人と人とはそれぞれ違うし、たがいに見るとちょっと「変」なものです。
だから「変な人がいるから逃げろ」というのは「だれを見ても逃げろ」という話になってしまいます。
そういう子供が大きくなって日本の社会をつくっていく時に、どういう社会が出来上がってしまうのか。

このような根本的な疑問があり、私たちは、子どもの安全研究に取り組むにあたって、変な人とはどんな人か、どのくらい逃げなければいけないのか、科学的に研究しています。

怪しい人を定義する合言葉「はちみつじまん」

childsafe1
不審者を見分ける合言葉「はちみつじまん」

不審者とは、私達は3段階あると調査から導き出しました。「変な人」「怪しい人」「危ない人」です。
第一段階の「変な人」とは、その場、その時、その人に似合わない。それが「変な人」の基本です。
この「変な人」を基調に、さらにあなたや周囲に対して、視線を動かさず(物色するかのように)じっと見る、チラチラ見る動きをする。
そういう人は変な人からさらに進んで「怪しい人」になる。さらに、この怪しい人がさらに進んで「あなた!」と自分を目指して近づいてくる。
こうなると、この人は「危ない人」になる。手に凶器を持っている、いかにも何かをしそうに見る、これらも「危ない人」です。
この「危ない人」を前にしたとき、ともかく一生懸命逃げなければなりません。
そうでない、第1段階の「変な人」の段階では、一寸注意すればよいので、逃げる必要はないのです。

 

犯罪者の心理は獲物までの距離で変化する ~行動は空間によってきまる~

犯罪者が子どもを狙うという時、最初からやる気満々に遠くから狙いを定めて走っていくというものではありません。
ぐるぐると町を下見し、「逃げやすい」か、「近づきやすい」か、そして「やりやすい」かを考慮しながら、獲物に近付いていきます。

15年前に弊所特別顧問清永賢二が行った調査で、
どんな犯罪者(子どもを狙う犯罪者でも、路上強盗でも、侵入盗でも)基本的には変わらない、彼らは非常に合理的である、ということがわかりました。

例えば犯罪者がどの位の距離から犯行意志を固めるかの問題があります。
「被害者=子供」と全く面識関係のない加害者が襲いかかる状況を想定してみましょう。
その時、加害者の多くは、ターゲットの距離から500mのところからスタートします。
犯罪というのは情報産業であり隙間産業なんです。この隙間のことを「死角」というのです。
死角には、場所の死角、時間の死角、心の死角、人の死角があります。
まずは500mの地点でこの隙間=死角の多い子供を探す。
そして、だんだんと周囲の状態を気にするようになります。「見咎められないだろうか」と犯罪者は確認します。
そしてさらに、周囲に自分を「見咎める人」がおらない状況があると、いよいよ行動を開始するのですがこの段階での距離は、被害者の=子どもの手前20mほどです。
どんな種類の犯罪者でもいかにうまく遂行し、うまく逃げていくかに関しての論理は一緒なのです。
泥棒であっても、性犯罪であっても、粗暴犯であっても、行動は空間によって決まります。

子どもに体感させたい4m・6m・20mの距離感

心(犯罪者心理)も空間によって変化して行きます。

実際に20mの距離を走って距離感を体得する

獲物=子供に飛びかかる行動を起こす準備にかかる距離は、被害者の=子供の手前20mほどです。
もし周囲にだれかがいて自分のことを注視し、見咎められそうであると判断した時には中止します。
しかしそうでないときは、6m手前から一気に飛びついて行きます。
しかし犯罪者は、子供が20m先へ逃げてしまうと完全に諦めてしまいます。
つまり、20m逃げ切れる力を子供に付けさせなければなりません。
ですから、大人と競争して20m逃げ切る力がない限り、逃げ切れない部分は周囲の大人がカバーしてあげなければいけません。
幼い子供ほど20mは逃げ切れない。「小さな子供から親は目を離してはいけない」というのは、ここからきているのです。
では、子ども達は、何メートル手前から走りださねばならないでしょうか。
私達の調査結果では、子供の6m手前から大人が追いかけたところ、1~3年生までの子供がランドセルを背負って逃げた時に逃げ切ることができました。
ランドセルがなかった場合、子供の4m手前から大人がスタートしても、20mを逃げ切りました。
1~3年生で男女とも同じ結果です。逆にいえば、何も持っていない場合、4m前から走らないと低学年の子供は逃げ切れません。
ランドセルを持っていれば6m手前で走り始めないと追いつかれてしまのです。(実験結果は「防犯先生の安全基礎体力づくりDVD」でみることができます)
また、もし走って逃げきれないと思った時、「ランドセルを捨てなさい」
そういうトレーニングも必要になります。捨てて逃げることも重要なのです。
荷物は行動を非常に制約します。大きな子供や大人であれば、荷物を相手の顔をめがけて投げつけて逃げることも必要です。
人間というのは、顔をめがけて飛んできた物に対して瞬間的によけるのです。

childsafe2
茨城県龍ヶ崎市事件現場

その0コンマ1秒というのが逃げる場合にはとても大切なのです。
これは事前に練習をしておかないとスムーズにはできません。だから教育訓練が必要なのです。
この距離間をつけることや、引き返す方法、実際にかばんを持って逃げる方法等、研究に基づいた方法で防犯教室(体験型安全教室)を開いています。

 

犯罪者の好む場所「ひまわり」

犯罪者は、前述のとおり、「やりやすい」場所で狙いを定めて距離を縮めていきます。ではやりやすい場所を子どもに覚えさせるにはどうしたらよいか。それが「ひまわり」です。
「ひ」は「ひとりきりになるところ」

childsafe3
龍ヶ崎市事件現場「周りから見えにくい」

犯罪は一人きりの子ども、女性を狙っていきます。もし複数で歩いていたとしても、一人になる瞬間を狙っていく、または一人になるように仕向けて行きます。
一人になったら要注意。何時だろうと、どこであろうと気を付ける必要があります。

「ま」はまわりから見えにくいところ 

「わ」は「わかれみち、裏道があるところ」

「り」は「利用されていない家や空き地、空き家があるところ」

childsafe5
龍ヶ崎市事件現場付近「あきや」
childsafe4
龍ヶ崎市「わかれみち、うらみちがあるところ」