インターネット・SNSの安全

当機構は、発達段階に合わせて低学年、中学年、高学年それぞれにSNS・インターネットに関する体験型安全教育を行っています。
低学年では、まずどのような機器をいつ、なぜ、なんのために持つのか、を考えるところから始まり、
それぞれのあぶなさ、便利さ、そしておうちでのお約束などについて考えることから授業を始めます。

高学年の授業では、「わかっているけれどやってしまう」を前提として、危機を予測するだけではなく乗り越えることを、
そして、ただネットの術(すべ)だけを教えるのではなく、実は犯罪者の行動、つまり他の連れ去り等の授業の連続性にあることを念頭に授業を行っています。
荒川区尾久小などでは授業後、先生方から「狙い通りでした。子どもたちは、便利だけれど、使い道を間違えると怖いところもあるSNSによる犯罪、トラブルについて真剣に考えだのではないか」との言葉をいただきました。
SNS・インターネットの安全教育も、連れ去り、暴力などからの安全教育も、実は地つながり上にあります。
ぜひ発達段階に沿った安全教育を体験ししていただけたらと思います。

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令和元年度子どもが輝く東京・応援事業で作成した「保護者による就学前乳幼児・児童のSNS等による写真拡散の怖さ」のYoutube版が完成しました

への自画撮り投稿も含め、保護者による幼児の写真転送の怖さについての啓発用「ユーチュブ」が完成しました(作成、NPO体験型安全教育支援機構、代表理事 清永奈穂)。下の絵からご利用ください。

この怖さは、大変なものがあります(下図PP図参照)。 ここの啓発作業の実証的裏付けのため「乳幼児(新生児~就学前児童)のいる保護者のSNS使用実態調査」も実施しました(調査報告書作成)。その結果、多くの保護者が「怖さ」を意識することなく、「子どもの写真」を「お友だち間(その先はどこに行ったか分からない)」で垂れ流していることも判明しました。その実態調査数字も取り込んでいます。

コロナ禍のため、非常に制限された調査・制作になり、勉強することが多くありました。みなさんのご批判を頂戴できれば大変幸いです。