犯罪からの体験型安全教育プログラム

犯罪者の行動分析から開発された「ハサミとカミはお友だち」

犯罪、地震、交通事故、非行、いじめなどあらゆる危機から自他を守るために必要な力=安全基礎体力(図1)は、そう簡単に体得できません。
そして大切なことは、子どもに「その場その時の身の守り方=技術=術」を体得させることではないということです。
まず危機から自分の身を守るとはどういうことか、守ることがどれだけ大切なことか、そのために危機とはどういうことか、
そして危機と対峙し立ち向かうのはどういう方法があるのか、体力を含めどういう力を付ければ良いのか、
そして最後に危機は一人ではなく互いに助け合って乗り越える大人としての力を付けねばならない、
ということを子どもの発達段階に即して体に覚えさせねばならないと言うことなのです。

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図1 安全基礎体力

子どもたちが自他の尊厳や命を守るための教育=安全基礎体力作りは、0歳から始まっています。(図2)

段階
大目標
小目標
0歳~幼児 前自助段階 精一杯周りからの愛を受け入れ信じることの出来る人が居ることを体得する 周りに甘え周囲の人を信じる力を付ける
幼稚園・保育園 自助段階 自分自身の力で危機を乗り越える 自身の体力を身につける
小学生 共助段階 周りとスクラム組んで自分の危機を乗り越える 危機対応の知恵・知識力を身につける
コミニュケーション力を身につける
中学生 公助段階 見知らぬ人の為に、見知らぬ人と手を組んで危機を乗り越える 大人力を身につける
(大人になる)

図2 発達段階に沿った安全基礎体力作り (出典:「犯罪と地震から子どもの命を守る!」小学館 清永奈穂著)

安全基礎体力を培うプログラムとして、「ハサミとカミはお友だち」という犯罪から自他を守るプログラムを私たちは実践しています。(図3)。
7つのミニマムな具体的行動内容、その行動を身につけさせるための指導法を子ども向け、大人向けに指導、研修しています。
さらに安全基礎体力定着度測定を行い、どう評価するかまでのプロセスが開発されました。
そして静岡県、愛知県などはこのプログラムを用い、県を挙げて地域のボランティア先生を育成し、全県下の小学校で体験的な安全教育指導を行っています。

危機確保の基本的な7つの行動

カミ
お友達
走(し)しる 叫()けぶ (み) (と)び込む (かみ)つく (は)っきり・きっぱり断る (お友だち)と助け合う
脱する 勇気を出す 見わける 助けを求める 武器は自分の体 誘いを断る 助け合う
逃走・抵抗行動

  • 20メートルダッシュ
拒否・回避・支援要請行動

  • 大声
発見・判別行動

  • 20メートル前後左右を見る
  • 危ない場所、怪しい人
支援要請行動

  • どこでもよいので助けを呼ぶ。
  • 110番の家や店でもよい。
反撃行動

  • ジタバタ
  • ロケットダッシュ
  • 防犯ブザー
  • 腕ぶんぶん
謝絶行動

  • キッパリ「行きません」
共助行動

  • 「どうしたの?」「大丈夫?」見過ごさず、助けられることはないか考え実行し行為に責任をもつ

図3 危機から自他を守るための体験型安全教育プログラム「ハサミとカミはお友だち」®

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愛知県警主催で行った防犯体験教室「BO-KENあいち」でも「ハサミとカミはお友だち」は用いられています。

それぞれの内容については、下記リンク先へ