5月7日発生・新潟女児殺害遺体放置事件の犯人像推定(最終)

5月7日発生・新潟女児殺害遺体放置事件の犯人像推定(最終)

良かったと思うと同時に、娘・息子を持つ母親として、何とも表現のしようがない悲しみが襲います。同情を超えた我が身全身を覆う悲しみです。二度もあんなひどい目に遭うなんて。私は許せません。

 

新潟の少女殺しの容疑者(まだ参考人聴取ではないでしょうか)があがったと報道されました。私たちが予想していた犯人像に「ドンピシャ」という感じです。

新潟県警が、既に事情徴収に入っている、ということも当たりました。さすが新潟県警です。

冷静に考えれば誰でもわかることですが、良く突き止めたことです。敬服します。

 

大切なことが二つあります。

①なぜ犯人像を問うてきた多の人が間違ったかの原因を探ること(私たちが次に間違わない)

②なぜ少女を殺したかも大切だが、なぜあんな稚拙な計画を実行したか、特に第2の殺人の様な(この事件を通して、私たちは今の人間観を知ることができるのでは)

 

子どもたちに逃げ回る教育(予測と回避教育)だけを行うのではなく(驚いたことに危機回避を唱導していた方が平気で人前に顔を出しコメントしていました。責任を取るべきでは?)、また「見守り」だけに頼るのではなく(今後も「見守り活動」は減るでしょう。減らざるを得ません)、子ども自身に対峙する力を付けることが大切です。

 

私たちは、今月新しい「小学校・幼稚園生向けこどもたちハンドブック」を作成しました。既に幾つもの自治体から購入申し込みが来ています。一度手にしてみてください。

(文責  清永奈穂     2018・05・14)

 

 

港区で父子向け乳幼児のための安全教育講座をおこないました

2月25日は、あっぴい麻布で、パパのための安全教育講座を行いました。赤ちゃんたちも参加し、和やかな雰囲気の中、安全基礎体力を小さいときからどうつけて行くかという話をいたしました。

港区では、女性のための安全教室、そして幼稚園から中学までの安全教室、そして昨日は赤ちゃんからの安全教室と、3回にわたり0歳から六十代までの方への安全教室を今月させていただきました。私共にとっても貴重な体験となりました。

ちなみにあっぴい麻布、図書館と幼児施設ががったいしており、とても素敵な場所でした。麻布十番のたい焼き屋さんがすぐ近く。もちろん買って帰ろうと思いましたが待ち時間が長そうで、、残念ながら断念しました。

港区で女性向けの防犯講座を実施しました

港区危機管理・生活安全担当課の主催で「犯罪者の行動分析に基づく女性のための体験型防犯研修会」と題し、主に女性向けの防犯講座を実施いたしました。

私どものプログラムの最大の特長である「犯罪者の行動分析」をもとに、犯罪被害に遭わないために気をつけるべきことや、万が一腕をつかまれたりした場合にどのように逃げるかを夜の路上に出たりしながら「体験型」で練習しました。

実際に夜道に出て犯罪者が狙ってくる距離を体感しました

 

小学生から60代まで、幅広い方々にご参加いただきましたが、大きな声を出したり、全力で走ったりと、皆さまとても積極的に受講してくださいました。

「犯罪者ってこんな前から狙っているなんて…」「何に気をつけて歩いたらよいかわかって心強い」など、さまざまな感想をいただきました。

参加者の皆さま、企画してくださった港区危機管理・生活安全担当課の皆さま、ありがとうございました。

犯罪者の行動特性の基礎的なことを学びました

練馬区青少年育成関地区委員会で講演させていただきました

練馬区青少年育成関地区委員会で講演させていただきました

1月18日、練馬区の青少年育成関地区委員会環境部会の皆さまからお声がけいただき、講演をさせていただきました。

大変ありがたいことに、昨年に引き続きお呼びいただきました。今回は「そのときあなたならどうする」と題し、実際に参加された方ご自身や、お子さんに起こりうる様々な危機にどう対処するか、ディスカッションやロールプレイを通じて、被害者・加害者にならないために必要なこと、犯罪者の基本的な行動原理や安全なまちを作るために必要なことをお話させていただきました。

大きな声を出したり、不審者に扮したりなど、皆さまに積極的にご参加いただき、私たちも学びの多い2時間となりました。関地区の皆さまありがとうございました。

大きな声を出す練習にも積極的に参加してくださいました

「こんなときどうする?」という問いに対して考え、実演していただきました

 

<ご参加くださった方の感想>※環境部会の皆さまが取りまとめてくださったものから抜粋

 

 

・同じ内容の講演を何度聞いても役に立つし身につくので、親はもちろん子供たちに向けても定期的に開催してもらいたいと思いました。

・中学生になって行動範囲が広がり、親が見守れないことが出てきたが、去年講座を受けてから、子供にしつこく1ヶ月に1回は話し合うようになりました。

 

・本日の講習会とても参考になりました。防犯対策だけではなく、災害と絡んだ話がとても興味深かったです。1年に1回はこのような防犯に関する話を聞く機会があればと思います。忘れてしまうので。

・頭を使って考えて、自分がしっかり参加していると実感できるすばらしい講座でした。

・本日は有難うございました。多方面に色々と知ることが出来て勉強になりました。早速、子供と話し合いたいと思います。実技も学べて良かったです。親子で練習します。シャトルラン、20mの距離を体得する為にもとても良い事だと思いました。

 

・漠然とした不安が少し具体的にわかりました。自分自身、子供にとってもためになる講習会で参加出来て良かったです。

・神社の近くに住んでいるので、暗くなると視界が悪くなり、危ない事を子供たちに言い聞かせ、意識して歩くように言っています。それでも万全ではないと思っているので、講座で学んだ事を家族で話し合いたいと思います。

 

練馬区立関町小学校「親子で学ぼう防犯術」

2017年12月8日、練馬区立関町小学校PTA主催「親子で学ぼう防犯術」の講師として、

代表理事清永奈穂と、理事の堤紘子が授業をしてまいりました。

30組の親子の皆さんが、約1時間半、座学と体験学習にご参加くださり、

じっくり犯罪からの安全について学んでくださいました。

「防犯に対する意識が高まった」(保護者)

「走るのって大事なんだ」、「とても楽しかった」(子どもたち)など、沢山の感想をいただきました。

主催してくださった教養委員会の皆様、大変お世話になりました!また一月にお会いしましょうね。

速報 キリン子育て応援事業・大地震からの子どもの安全確保講習会終了しました

本日(7月28日)、平井邦彦(長岡造形大学名誉教授)、矢崎良明(安全教育学会理事)、清永賢二(一般社団法人「安心安全教育協会代表理事」)等を主任講師とする講習会が無事終了しました。

 

受講生は広く全国的に滋賀県、石川県、愛知県、埼玉県、千葉県、東京都杉並・東京都豊島から参加しました。

講習会は、砂川優子、堤紘子両NPO体験教育支援機構理事の司会の下、用意されたテキストを前に、「大地震その時をどうする」について主任講師と他ではできない質問を中心に、大変活発なやり取り質疑応答風景で進みました。具体的には、大地震現場をほとんど歩いた平井講師の阪神大震災、長岡地震、日本海中部地震、東北大地震、熊本地震等、また酒田火災、糸魚川火災などの大火災、関東大地震の歴史的経験を中心に本当に貴重な講義が聞けました。参加者からは「この講義は大変もったいない」「こんな話は聴いたことがない」という声がもれました。

最終筆記試験を経て最終的に体験型安全教育指導士補・地震選考として8名の方が認定されました。

この講習会で指導士補の資格を得ると同時に、皆さん「安全教育は危機を通して子どもを大人にすることを目的とすること」ということを十分体得して頂けたと主催者として自負しております。

ともかく少人数でしたが(初めからそのように設定しました)それだけに非常に活発なやり取りがなされ、受講生の方には相互に親密できわめて贅沢な学びの時間を過ごしていただけたと思っております。まるで地震学専攻大学院ゼミのようなやりとりでした。改めてキリン子育て応援事業の方々に深く感謝申し上げます。

おおぜいが一度に講習会を受講するより、こうした少人数の講習会を持つことが質の高い指導士育成にいかに有効かを実感させていただきました。受講生の間から、今後もぜひ続けてもらいたいとも声が挙げられました。また時間が足りない(10PM~5AM)ので、合宿のようなことは考えられないかというご意見も飛び出ました。

この地震に続いて少人数の犯罪からの安全指導士育成講座を開講いたします。
最後はキリンジュースで乾杯して終えました

【開催決定】キリン福祉財団子育て応援事業助成「安全教育地震専攻指導士補」養成講座 受講生募集

巨大地震に備え子どもを指導する体験型安全教育地震専攻指導士(補)受講生を求めます

 キリン助成財団からの助成を受け下記の体験型安全教育地震専攻指導士(補)の講習会を開催いたします。

 これからの30年間に非常に高い確率で巨大地震の発生が予想されています。災害弱者である子ども達に「その時どうする?」を教えることが緊急の課題となっています。子ども達に避難しろ!、と教えても「避難の前に生きること、生き続け」ねば避難も何もあったものではありません。私どもは、そのための実践的指導が出来る「体験型安全教育地震専攻指導士(補)」の養成を行います。

 具体的には、本講座では従来の「机にもぐる」といった避難活動にいたる前の「揺れのその瞬間」にどこにいても子ども達が自力で判断できる力を身につける為に発達段階に応じた体験型安全教室を開催し、指導を担う人材を育成します。保育関係者、学校関係者の方々にもぜひご参加いただきたい内容です。

 講師には、長岡造形大学名誉教授 平井邦彦氏 や 学校安全教育本研究所教授・事務局長・鎌倉女子大学講師 矢崎良明氏、ステップ総合研究所特別顧問 清永賢二氏(元日本女子大学教授)をむかえ、長年の研究を踏まえたなかでの「子どもと地震」という視点からの講義を展開いたします。

講習では最終試験を経て「体験型安全教育指導士(補)」の資格を一般社団法人安心安全教育協会から得ることが出来ます。この資格を有することで「その名称」を使用でき、子どもや関係者の指導・講演を無償で行うことが可能となります。※有償は「体験型安全教育指導士講習」を経て「士」の資格を得てからとなります。

 

< 講座内容(予定) >

時間 講座 担当 内容
10:00 講座開講にあたって NPOスタッフ 本日の流れ 他
10:10~11:00 地震基礎論 矢崎良明氏 地震の発生メカニズム等、地学的見地からの地震の基礎を学ぶ
休憩10分
11:10~12:00 「地震と子ども」基礎論 平井邦夫氏

清永賢二氏

地震発生時に見られる子どもの行動

~日本海中部地震(1986年)以降の大地震での研究から分かること

12:00~13:00 昼食休憩
13:00~13:50 地震に立ち向かう① 清永奈穂氏 従来の避難訓練に至るまでの「避難行動」について。
休憩10分
14:00~14:50 地震に立ち向かう② NPOスタッフ 実際の教室指導例を題材に指導方法を学ぶ
休憩10分
15:00~15:30 安全教育地震専攻指導士補認定試験
15:40~16:40 面接 当講座講師による面接
16:50~17:00 修了式

 

日時:平成29年7月28日(金)10時~17時

場所:アカデミー音羽(学習室A) 東京都文京区大塚5丁目40−15

〒112-0012 東京都文京区大塚5丁目40−15 区立アカデミー音羽の地図

対象者:子どもの安全に興味・関心がある方。また、活動を通して地域社会への貢献等を考えている方。幼稚園・保育園関係者、学校関係者 で従来の避難訓練をより充実した形にしたいと思っている方。

参加費:5000円(資料代込み)

人数:30名(先着順)

申込方法:① 氏名 ② 住所 ③ 性別 ④ 職業 ⑤ 連絡先
を添えて FAX:03-6912-2678  または info@safety-education.org (担当;砂川)までご連絡ください。

申込締め切り:平成29年7月18日(火)午後5時

 

世田谷区での地域安全協議会

10月29日、世田谷区等々力で行われたの地域連絡協議会によんでいただき、お話をさせていただきました。世田谷区は、「初めての行ってきます」という幼稚園から小学校にあがるお子さん全員に配布する防犯冊子があり大変防犯意識の高い区です。

 この冊子の監修は、清永賢二にさせていただいており、2004年よりこの11年間配布されています。この冊子には「サポーターズマニュアル」という、大人向けにより詳しく解説されたものもあり、安全基礎体力をつける大切さ、体験型安全教育の大切さも記述されています。

 実は、体験型安全教育の歴史は、2003年からはじまった世田谷での調査実験から始まっています。(くわしくはこちら)。https://www.safety-education.org/%E4%BD%93%E9%A8%93%E5%9E%8…/

 継続することはとても大変ですが、これからもおそらく保護者の方々や地域の方々に、この地域での安全教育の大切さはうけつがれていくだろうと確信した昨日の会でした。ご準備してくださったMさんはじめ、用賀小学校の皆様、ありがとうございました。