「犯罪から園を守る・子どもを守る」が読売新聞朝刊で紹介されました。

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2019年2月19日読売新聞朝刊にて「園を守る・子どもを守る」が紹介されました。

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園・小接続期の安全教育

 子どもの安全のための幼・小接続期安全教育カリキュラムの開発研究がスタートしました

 本年度は、これまで行って来た犯罪からの安全に加え、公益財団法人森村豊明会様からの助成を受け、大地震下の幼稚園の安全研究と指導を行ってきました。
 その結果確認できたことは、①幼稚園児でも期待した以上の「犯罪+地震からの安全」の学びができること、②むしろ素直な心で自発的に学びがすっきりと効果・効率よく行われること、③そうした幼稚園段階での学びが小学校段階での学びの大きな下支えになっていること等が確認できました。
 私たちは、当初、幼稚園から小学校を意識した安全教育を「初めてのいってきます」プログラムと呼びました。最近では、公的には「接続期カリキュラム」と呼び、安全教育だけでなく、教育一般の大きな視野に立って幼少園校で取り組み始めています。ただまだ十分なプログラムの開発は進んでないようです。
 私たちは、NPO法人体験型安全教育支援機構と(株)ステップ総合研究所の合同理事会で「犯罪+地震そして交通安全」の三部門から成り立った接続期安全教育カリキュラム研究をスタートすることといたしました(2018年12月20日)。大切な研究です。
 ご興味のある方は、どうぞご参加を。
(文責 清永奈穂  2018・12・22)

尾久小学校で体験型安全教室を行いました(連れ去り・SNS)

10月27日、荒川区立尾久小学校で、低学年、中学年、高学年それぞれに体験型安全教育を行いました。
低学年・中学年には連れ去り防止の体験授業を、高学年には、インターネット・SNSの安全について体験的に授業を行いました。
高学年の授業では、「わかっているけれどやってしまう」を前提として、危機を予測するだけではなく乗り越えることを、
そして、ただネットの術(すべ)だけを教えるのではなく、実は犯罪者の行動、つまり低学年・中学年で教えることの連続性にあることを念頭に授業を行いました。尾久小では、昨年も体験型安全教育を行っているので、高学年の子どもたちにも、犯罪の連続性のなかでインターネット・犯罪について伝わったと思います。
授業後、先生方から「狙い通りでした。子どもたちは、便利だけれど、使い道を間違えると怖いところもあるSNSによる犯罪、トラブルについて真剣に考えだのではないか」との言葉をいただきました。ぜひ、犯罪からの安全教育、全学年で読んでいただけましたら幸いです。

登下校に通学路専用バスを走らせても今回事件は防げない

登下校に通学路専用バスを走らせても今回事件は防げない

今回事件の様な事件再発を巡り「登下校に通学路専用バス」を走らせてはどうかということが真剣に討議されているようです。

結論から言うと、確かに「指定された通学路」間の安全は確保されるだろう。しかしそれで今回の事件は防げない。

 

子どもたちは、バスを降りてから家まで歩かねばならない。その間襲われたらどうする。今回の事件もそれと似た状況、途中まで子どもどうしで歩き、途中で別れ、自分の家が見える一本道に入った所で襲われた。

 

それを防ぐため、子どもの家一軒一軒の玄関口までバスを走らせろというのですか。

それでなくとも学校統併合の進んだ昨今、子どもが通学するエリアは急速に拡大している。そのエリアを全玄関口を周って、子どもを下ろして回るなど常識で考えれば、可能か否か直ぐに分かるでしょう。
栃木県日光市では、過去の不幸な事件に対応し、既にそうした意図をもってバスを走らせた経験を持っています。しかしいろんな問題を抱えていると漏れ聞きます。

またこうした犯罪者行動の特性があります。彼らは、獲物を狙って移動します。子どもがお外を歩き回る限り、犯罪者は、もっとも「やりやすい」チャンスを狙って何処でも何時でも動き回ります。

子どもたちは、学校から帰った後、じっと家に居てパソコンをいじっているのか。そんなことはない。熟や習い事、友だちと遊ぶため、外に行かねばならない。そこを襲われたらどうする。

大切なことは、登下校バスと併せて(幹線道路部分までは絶対安全確保)、それから先は家族・地域と同時に、子ども自身に犯罪と対峙する「力」をつけることです。

今回の事件ではっきり判ったことは二つ。
一つは、現在、文科省が進めている犯罪からの安全教育、危機予測と危機からの回避能力を付けるという指導が効力を発揮できていないのではないかという事。もう一点は、新潟市内で、長年、紙芝居を使った安全体験教育を行っているということだが、住民の脅えた様子を見ると、それも効果を発揮していないのではということ(自信があれば脅えない)。

全国の学校は、本格的な体験型安全教育を、是非とも取り入れる試みを進めてください。お願いします。

決して私たちの体験型安全教育を!、といっているのではありません。すべては、子どもの命のために。工夫次第でやり方は幾通りもあります。既に茨城県の市民や神戸市の市民など、頑張っている例がたくさんあります。
(文責 清永奈穂  2018・05・16)

5月7日発生・新潟女児殺害遺体放置事件の犯人像推定(最終)

5月7日発生・新潟女児殺害遺体放置事件の犯人像推定(最終)

良かったと思うと同時に、娘・息子を持つ母親として、何とも表現のしようがない悲しみが襲います。同情を超えた我が身全身を覆う悲しみです。二度もあんなひどい目に遭うなんて。私は許せません。

 

新潟の少女殺しの容疑者(まだ参考人聴取ではないでしょうか)があがったと報道されました。私たちが予想していた犯人像に「ドンピシャ」という感じです。

新潟県警が、既に事情徴収に入っている、ということも当たりました。さすが新潟県警です。

冷静に考えれば誰でもわかることですが、良く突き止めたことです。敬服します。

 

大切なことが二つあります。

①なぜ犯人像を問うてきた多の人が間違ったかの原因を探ること(私たちが次に間違わない)

②なぜ少女を殺したかも大切だが、なぜあんな稚拙な計画を実行したか、特に第2の殺人の様な(この事件を通して、私たちは今の人間観を知ることができるのでは)

 

子どもたちに逃げ回る教育(予測と回避教育)だけを行うのではなく(驚いたことに危機回避を唱導していた方が平気で人前に顔を出しコメントしていました。責任を取るべきでは?)、また「見守り」だけに頼るのではなく(今後も「見守り活動」は減るでしょう。減らざるを得ません)、子ども自身に対峙する力を付けることが大切です。

 

私たちは、今月新しい「小学校・幼稚園生向けこどもたちハンドブック」を作成しました。既に幾つもの自治体から購入申し込みが来ています。一度手にしてみてください。

(文責  清永奈穂     2018・05・14)

 

 

東京・杉並区立杉並第二小学校で安全教室を実施しました

2月24日、杉並区立杉並第二小学校にて、五年生対象に安全教室を行いました。今回は珍しく、各教室にて3クラス同時に進行、そして
子ども安全リアルストーリー「連れ去り」を教材に用い、怪しい人の見分け方、被害の防ぎ方などについて授業をしました。
本当によくできた番組で、どこを切り取っても教材として使えるので、ぜひ、高学年のお子さんをお持ちの方、このシリーズご覧いただければと思います。そして親子で気軽に感想など話してみてください。
もしできましたら、ご感想お寄せください。取材協力として携わっている者として皆様の感想、ぜひ教えていただければ幸いです。

NHK「子ども安全リアルストーリー」はこちら→http://www.nhk.or.jp/sougou/anzen/

三重県の高校で安全教育を実施しました

2月21日、三重県立菰野高校で「防犯ワークショップ」と題し、安全教室を実施しました。

高校1年生160人の生徒さんを男女に分けて、本物の犯罪者の証言や事件の話を交えながら犯罪の基礎について学び、いくつかのケースについて「自分だったらどうするか」「どう動けるか」ということを考えやってみるということをしました。

男子は冒頭いきなり「今、地震が起きたらどのようにして身の安全を守るか?」という問いかけに対して「やってみる」というところから始めました。

急な問いかけに戸惑いながらも、すぐに行動に移せた人、お友だちにただ付いて行った人、いろいろな人がいました。

女子には実際の事件を通して犯罪がどうやって起こるのか、ロールプレイを交えながら起こりうる危機を予測して自分の行動に責任を持つことの大切さをお話しました。

短い時間ではありましたが、知識があるだけでも、護身術があるだけでも危機は乗り越えられない、自分で選んで、実行し、その選択に対して責任を負う「大人力」が欠かせないという事が実感できたのでは、と思います。

三重県教育委員会の大森先生をはじめとする皆さま、菰野高校の小澤先生をはじめ先生方、生徒のみなさん、ありがとうございました!

 

【参加した生徒さんからの感想】

・周囲をよく観察し、自ら犯罪に出会わないように気をつける

・危険な状況がたくさんあることが分かったので、しっかり考えて行動していきたい

・防犯ボランティアができるようになりたい

 

松戸市立常盤平第二小学校で安全教室をしました

1月16日、松戸市立常盤平第二小学校で犯罪からの安全教室をおこないました。

1年生と保護者がご参加くださり、体験盛りだくさんの1時間になりました。保護者が来られなかった子どもたちにも、皆さんが温かく練習のサポートをしてくださり、「自分の子だけでなく、まわりの子どもも少し気に掛ける」という、地域で子どもの安全を守る最も基本的なことを実現することができました。

今回は「自分の身は自分で守る」ということをテーマで学びましたが、最後に「もしもお友だちが困っていたら、助けてあげられるような人になろうね」というお話をしました。掲示板やまちの汚れを見つけたら、大人と一緒にきれいにしてみるなど、自分の家だけでなく、少し周りにも目を配れる、そんな人に育ってほしいなと願っています。