三重県の高校で安全教育を実施しました

2月21日、三重県立菰野高校で「防犯ワークショップ」と題し、安全教室を実施しました。

高校1年生160人の生徒さんを男女に分けて、本物の犯罪者の証言や事件の話を交えながら犯罪の基礎について学び、いくつかのケースについて「自分だったらどうするか」「どう動けるか」ということを考えやってみるということをしました。

男子は冒頭いきなり「今、地震が起きたらどのようにして身の安全を守るか?」という問いかけに対して「やってみる」というところから始めました。

急な問いかけに戸惑いながらも、すぐに行動に移せた人、お友だちにただ付いて行った人、いろいろな人がいました。

女子には実際の事件を通して犯罪がどうやって起こるのか、ロールプレイを交えながら起こりうる危機を予測して自分の行動に責任を持つことの大切さをお話しました。

短い時間ではありましたが、知識があるだけでも、護身術があるだけでも危機は乗り越えられない、自分で選んで、実行し、その選択に対して責任を負う「大人力」が欠かせないという事が実感できたのでは、と思います。

三重県教育委員会の大森先生をはじめとする皆さま、菰野高校の小澤先生をはじめ先生方、生徒のみなさん、ありがとうございました!

 

【参加した生徒さんからの感想】

・周囲をよく観察し、自ら犯罪に出会わないように気をつける

・危険な状況がたくさんあることが分かったので、しっかり考えて行動していきたい

・防犯ボランティアができるようになりたい

 

公益財団法人 森村豊明会様の助成を受けることが決定しました

公益財団法人 森村豊明会様の助成を受けることが決定しました

私どもの特定非営利活動法人 体験型安全教育支援機構がお願いしておりました「幼稚園年少・年中を対象とする大地震からの安全指導のた
めの指導マニュアルの作成」のための助成が、上記法人様から来年度助成として受けることに決まりました。
心から感謝申し上げます。
この助成によりこれまでに作成してきました幼稚園年長さんのマニュアルと結ぶ一貫した地震からの実践的安全指導マニュアルを手に入れることとなります。幼稚園で「すき間のない安全教育」ができます。
大切なお金です。

先日、気象庁からマグ二チュード7~8!の巨大地震「南海沖地震」の30年以内発生確率が80パーセントとなったと発表されました。30年以内で明日起きても不思議でない大変な確率です。
本当に未来の日本のため、子どもたちを大地震の脅威から生き延び続けさせることを考えねばなりません。作成される指導マニュアルが、その一助になれば大変幸いです。
(文責 清永奈穂・堤紘子 2018・02・19)