「かぞくのじかん Vol.30」に拙稿が掲載されました。

あと一日で2014年も終わりとは、、、。早いものですね。

「かぞくのじかん」に拙稿が(「子どもを危険から守るために、そのためにできること」)掲載されました。
今号は「穏やかな気持ちで子どもと過ごすために」「メリハリをつけて効率アップ」などなど、私にとっても耳の痛い、かつとても参考になる特集がたくさん。とても丁寧に作られている雑誌なのでもしお時間あればお手に取っていただければ幸いです。(清永)

今年もありがとうございました。

今年最後の安全教室は、文京区立大塚児童館での「駆け込み&体験型安全教室」でした(写真)。今回は児童館の先生が、保護者の方や、民生委員の方を集めてくださり、その方々が先生や不審者役をやってくださいました。実際に路上での声掛け、20メートル逃げるなどの練習を行いました。

 事前の準備から事後の効果測定まで、地域で、地域の子どもたちに安全を教えることの定着化を試みてくださっている児童館の先生に心から感謝申し上げます。

 じつはこの先生は、私の子どもたちが幼稚園に入る前にとてもお世話になった恩師です。私も母親として子どもへの接し方をたくさん教えていただきました。自分の地元で、お世話になった先生に、またこのような形で関わっていただける巡り合わせにも感謝しています。

 来年は、色々な自治体で、体験型安全教育をわが地域でもということが始まります。私も末端でかかわらせていただくところもありますが、やはりその地域にあったやり方があります。犯罪防止は地域の文化にあった方法でなければ長続きしない、と思っています。

 地域文化とともに、いのちを守るための教育を根気よく行っていくということは、どれだけ命や地域の未来に本気で関わろうとしているのかが試されるものだと思います。

 もちろん、ボランティアはその場その時その人ができることを、が基本ですが、教育ボランティアの核となる人に関しては、知識と知恵、根気、などとともに、10年先を見る目、決して絶望しない、あきらめない心根を持っているか、そして地域や子どもへの愛、が問われるものじゃないかな、と思っています。

 これは、今年各地でお会いしたボランティアの方々から学んだことでもあり、自分たちがやっていていつも反省することでもあります。その場その場だけの対蹠的な治療・教育になっていないか、街づくり、人づくりの礎となっているか、ときどきふりかえりつつ私はまだまだだなあ、、の繰り返しです。

 今年は13歳以下の連れ去り事件が9年ぶりに100件を越し、振り込め詐欺などご高齢の方の犯罪被害も増えました。「あの時なんでもっと頑張ってくれなかったの?」と未来の子どもたちに言われないよう、来年もちょっと自分の限界を超えるつもりで、精進していく所存です。

 今年も、本当に色々な方々に多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。来年も皆様にとって素敵な年になりますように。2015年もよろしくお願いいたします。

 代表 清永奈穂

高崎市内小学校の先生方への防災・防犯指導講演


11月20日、高崎市で、高崎市内の全小学校の安全主任研修愛が
行われ、地震、犯罪から子どもたちを守るためのお話をしました。先生方にも実際に8秒の体験をしていただき、1分、3分の間に自分をどう守るか考えていただきました。講演後もたくさんご質問をいただきました。ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。

学校への不審者侵入


17日、高崎市内の小学校に刃物を持った男が侵入し、逮捕されま
した。今回は無事先生方が犯人を取り押さえましたが、いったん学校に侵入されると(しかも凶器を持っていると)被害を未然に防ぐことは非常に難しくなります。各校で行われている防犯対策など18日のテレビ朝日モーニングバードでご紹介しました

体験型防災教室


先日行った成増すみれ幼稚園での体験型防災教室の様子です。教室の中での安全な場所を探し、カメさんのポーズで1分間じっと揺れを耐える練習をしているところです。幼稚園生たち、1分しっかり静かに安全な姿勢で耐えることができました。

 


大きな揺れが起きると、揺れるだけでなく、物が落ちて割れる音など次々心を動揺させることが起きます。そんなことにめげず、あわてず、揺れが収まるまで自分の身を守れなければ命を落としてしまいます。

 


どんなに怖くても、必ず地震は止まる。それまで素早く行動し、守るべきところは守れるように、繰り返し練習しました。

杉並区立松庵児童館でのお母さん向け子ども見守り講座

12月4日、杉並区立松庵児童館で、乳幼児をもつ保護者の方むけの防犯講座を行いました。

 まだまだお子さんが小さいにもかかわらず、子どもの安全に非常に関心の高い方が多く、驚きました。しかしあまりびくびく心配しすぎてもよくないので、子ども自身に力をつけることと、やわらかく見守ることと、実は絵本を読んだりお散歩することが安全基礎体力と結びついていることなどお話ししました。

 元特別支援学校の教師だったスタッフも参り、いっしょに「もこもこもこ」を読んだりしました。お母さんのお話を耳を澄ませて聞く、絵本を集中して見る、ということは心を豊かにすると同時に、親子の信頼関係を培うことにもつながっていきます。

 いきなり危ないこと、危ない人を教えるのではなく、まずはゆっくり、「お母さん大好き。自分も大好き」という気持ちを育てることから始めたので良いのだとおもっています。

体験型安全教室開催のお知らせ

12月17日(水曜日)文京区立大塚児童館主催で体験型安全教室が開催されます。

お近くにお住いの方、ぜひご参加ください。(基本的に普段大塚児童館に遊びに来る児童対象ですが、場合によってはご参加可能ですので、お問い合わせください)

 

日時 :12月17日(水曜日)午後3時~4時

対象年齢 :小学校2年生、3年生、4年生

内容:大きな声の出し方、ロケットダッシュ、20メートルダッシュ、駆け込み練習など

お申し込み、お問い合わせは

文京区立大塚児童館  担当 入谷先生

 

文京区内幼稚園での体験型安全教室


11月21日 文京区立青柳幼稚園にて体験型安全教室を行いまし
た。



保護者の方へのお話、そして年少、年長さんに安全に関する紙芝居
を行ったあと、年長さん親子で体験教室を行いました。お母さま方が積極的に参加してくださり、とても楽しく充実した教室になりました。ご協力いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。



驚いたのは、帰るときに子どもたちが、防犯教室ごっこをしていた
こと!自主練をする幼稚園児は初めてでした。ちゃんと、助ける人と、悪いことをした人を閉じ込める牢屋(ジャングルジム)までつくり、遊びながら復習していました。子どもはすごい!