子どもをどうまもるか?

27日土曜日は、磐田市で「あぶトレ」がありました。防犯まちづくりアドバイザーの方々が、先生として授業を行いました。今日は、東岩槻で、親子防犯教室があり、私たちが参りました。今日の1,2年生は、本当に一生懸命、自分で「こんなときどうしたらいいかな?」と考えて、練習してくれました。保護者の皆さんも、一生懸命走ったり、噛みつかれる役をしてくださいました。

事件の後、どうしたらよいか不安に思う保護者の方が多いと思います。その気持ちを反映してか、教室に参加してくださる保護者の方も増えています。今日も予定よりもずいぶん多くの方が来てくださいました。

今日は、岩槻区役所がコーディネートしてくださった教室でした、岩槻区、防犯協会、PTA,学校、近隣の方が一堂に会して行いました。子どもの安全とは、どこかの誰かがどうにかしてくれるもの、ではない、改めてそう思います。

いったいどうして今、子どもへの犯罪が起きているのか、なぜ簡単に起こるのか、ではどうすればよいのか、これからどうなるのか、といったことについて、お話しさせていただく機会をいただきました。10月1日(水)、NHK クローズアップ現代でお伝えします。もしお時間がございましたら、ご覧いただければ幸いです

犯罪から子どもを守るためにー富士市防犯まちづくり講演会ー

昨日、富士市の防犯まちづくり大会で、清永奈穂が講師として子ども・女性・高齢者の安全についてお話ししました。話しの中心は、犯罪者の行動を知る、ということと子どもへの犯罪をどう防ぐか、でした。

 講演の中で、下記のような「現代の犯罪者気質6つの一般的特徴」についてお話ししました。

①いかなる犯罪者でも犯行時はおびえている

②プロになるほど高い知能・技術・豊富な情報(常時学習)

③高い偏執性ー妄想性

④社会や周辺への強い被害意識ー復讐心

⑤巧みな自己弁護ー強い中和の精神

⑥あきらめ悪く、隙あれば何度でも繰り返し襲い、みえはり

そして、いかなる犯罪者でも、突然被害者の目の前に現れていきなり犯行を犯すのではなく、犯罪者が被害者に到達するまで線となって動いている。その線を妨害するような何らかの防止策が入れば、犯罪者が被害者を襲うことを防げる、ということをお話ししました。

防止策の基本形は、8つあります。遮断、威嚇、阻止、回避、強化・教育、乖離、強制(教育)、そして環境改善です。(詳しくは「犯罪者はどこに目をつけているか」新潮新書、または「防犯環境設計の基礎」彰国社))

 犯罪者は、情報を集め、周到に準備し、行動します。防ぐ方も、防犯データを集め、犯罪に対して十分に準備し、ふせがなければなりません。事件が起きるたびになぜ防げなかったのか、悔しさがつのります。今月来月は防犯月間が始まるため、講演等が増えます。各地でできる限りのことをお伝えできたらと思っています。

写真は、静岡での安全教室の途中の休み時間に、質問に来てくれた女の子とお話ししているところです。「こうなったらどうなっちゃうんだろう、こわいな」と相談に来てくれました。子どもたちとのこういう一つ一つの会話も大事にしていきたいと思います。

子ども自身に自分で自分を守る力をつける「あぶトレ」

指導案を練る静岡のボランティア先生方
指導案を練る静岡のボランティア先生方

子ども自身に犯罪から身を守る力をつけるために、静岡県では「あぶトレ」を行っています。教えるのは、体験型防犯教室の資格を持った防犯ボランティアの先生方。発達段階に沿って、しっかり力をつけ、ゆくゆくは静岡の安全を支える大人を育てることを目的として、昨年から行われています。パトロールから教育へ。新しい一歩です。くわしくはこちらのHPをご覧ください。

http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-110a/26abutore.html

体験型防災教室の成果報告

ウサギさんのポーズ
ウサギさんのポーズ


今日はうれしいニュースが入ってきました。今年の4月に幼稚園の先生方に、体験型防災教室の講座を行ったのですが、その幼稚園の先生から、先日の地震の際の子どもの達の行動についてご連絡が来ました。講座以来、常日頃「カメ、ウサギ、コアラ」のポーズの指導をしていたところ、地震の際に、指示がなくでも自分のいる場所でそのポーズをしたらよいか子どもたち自身が考え、しっかり頭や足を守っていたそうです。先生たちのご指導に感謝するとおもに、がんばってくれた子ども達、ありがとう。12月には、子どもたちに直接教えに行きます。楽しみです。

犯罪から子どもを守るための体験型安全教室開催

犯罪から子供たちを守るための、体験型安全教室が、9月13日に、大塚商会本社、および杉並区立天沼小学校で開かれ、講師として当機構講師が参りました。

大塚商会では、二年に一度開かれる社会貢献デーで、社員のご家族の皆様対象に、体験型安全教育プログラムを行いました。

ロビーの中をかばんを持って走ったり、大声で助けをよんだり、きっぱり断ってお母さんに伝えたりといったプログラムを、0歳のお子さんから小学6年生の男の子までご参加いただき行いました。

実際に被害に遭ったことのあるお子さんもいらっしゃり、最初は緊張している様子でしたが、「こうやって逃げればいいんだ、こうやって助けを呼べばいいんだってわかった」と最後に感想をいってくださいました。

連れ去り事件が連続して起きています。犯罪者は隙を狙ってきます。通学路、公園、子どもがいて、犯罪を起こすモノがいて、隙があれば事件は起こってしまいます。そんなとき、環境を整えることも大切ですし、前兆をつかむことも大切、そしてまずは自分で自分を守れる力を子どもたちにつけてあげること、このことを忘れてはいけないと思います。

杉並区天沼小学校での犯罪から子どもを守る体験教室

杉並区天沼小学校で、地域・PTA・学校合同の体験型安全教室が開催され、当機構が講師として参りました。

今回は、地域の安全を見守る方々と、天沼児童館、天沼小学校PTA、そして学校の先生方のご協力のもと、一年生の親子120名余りが参加していただき、安全教室を行いました。

全員が、連れ去りの声掛けに「きっぱり断り」→「伝える」練習、そして叫ぶ、逃げるなどの練習をみっちり行い、危機意識を高めて回避することを学びました。また、みんながみんな怖い人ではなく、見守ってくれる大人が沢山いることもお話ししました。

土曜日の午後、お忙しい中ご参加いただいた皆様、そして、子どもたちのために企画を立ててくださった天沼地区の皆様、本当にありがとうございました。

石川県中能登での犯罪から子どもを守るための体験型安全教室

PTA会長さんもお手伝いしてくださいました。

石川県中能登で、犯罪から子どもを守るための体験型安全教室が行われ、講師として当機構講師と、金沢市森山小学校で安全教室をされている西岡先生が参り授業を行いました。

この地区では、連れ去り未遂事件が昨年おこり、子どもたちにぜひ、体験学習を受けさせたいという校長先生の熱意で実現したこの教室。一学年ずつ、授業を行い、子どもたちは一生懸命授業を受けてくれました。